てくてくマッチョ ー30代ゲイの日々ー

30代ゲイが未来に向かって、てくてく歩く日々を綴ります。

あの頃のこの季節

僕の住む街は大学が多いので、このところ、あちこち

に親と同伴で出歩いている、新入生とおぼしき姿を目

にします。期待と不安の入り交じった初々しい彼らの

表情……なんとも可愛いもんですね(^_^)若い子達を保

護者目線で見始めたらもう若くないな(笑) 

ふと思い返すと、あの頃の自分は不安の塊でした(今

もその節が……)。大嫌いな家族と故郷を捨てるような

気持ちで県外の大学へ進学したのでした。僕の家族

は、「ちょっと人としてどうなの……?」という人ば

かりで本当に地獄の日々でした。脱出するために

取った手段が「進学」だったんですよね。僕も僕で、

半分親を騙したところがあります(笑) 

進学して新天地に着いてからも色々大変でした。あれ

から12年が経ちました。この時期、幼さが残る顔で街

を心許なく歩いている若者を見ると、その背中に祈る

ような気持ちになっちゃいます。春うららに若い男を

潤んだ眼差しで見守るおっさん……相当危険ですよね